2012年 第12戦 ベルギーGP

1ヶ月の夏休みが終わり、スパ・フランコルシャンから後半戦開始です。


なんというか、非常に残念なレース。可夢偉が予選で見事フロントローを獲得し、表彰台が現実的な位置につけたというのに、スタートでのグロジャンのバンザイアタックで全て台無しになった。ペレスもリタイヤを喫し、ザウバーにとっては悪夢のような展開に。
さらに、アロンソ、ハミルトンというタイトル争いの中心人物もこれに巻き込まれ0周リタイヤ。アロンソは連続入賞記録を途切れさせられた。

映像を見る限り、スタートでグロジャンが一方的にハミルトンに接触し、第1コーナーにもつれるように突っ込んでいっている。アロンソ可夢偉オンボード映像は寒気のするもので、重大な事故に繋がった可能性も十分にある。グロジャンは今期これまで何度となくスタート時の接触を繰り返しており、正直F1ドライバーとしての適正を疑う。グロジャンには次戦出場停止と罰金という裁定が出たが、それでもぬるすぎるだろう。

レースは、予選Q2から突如として脅威のスピードを見せ始めたバトンが危なげなくポールトゥウィン。新型リアウィングが効果を発揮したか?後半戦はマクラーレンに一層の注意が必要そうだ。
2位には予選でまさかのQ2敗退を喫したベッテルがつけた。1ストップ戦略をうまく機能させた。
3位にライコネンシューマッハとの白熱したバトルなど見せ場を作った。
4位はヒュルケンベルグ。フォースインディアでこの位置はお見事。レースペースも一貫していた。
5位にマッサ。アロンソがいない分をなんとかリカバリーしてくれた。予選の出来がイマイチだったのが悔やまれるが、この調子を維持してもらいたい。