TIME TRAVELERS 感想 【ネタバレ有】
- 出版社/メーカー: レベルファイブ
- 発売日: 2012/07/12
- メディア: Video Game
- クリック: 33回
- この商品を含むブログ (37件) を見る
- システム
基本的なシステムとストーリー構成は428とほぼ一緒。5人の主人公の物語が絡み合いながら、最終的には1本のシナリオに収束していく。今回は3Dモデルがいい感じにアクションをこなしてくれているので、声優陣の熱演と相まって、没入感は高い。特にいっぱいいるみことちゃんがいっぱい喋ってくれるので、沢城みゆきファンには無条件でオススメ。
- 操作性
大きな不満はなかったが、スキップがボタン1つでできない(十字キー右を何回か押す必要がある)のがちと不便だった。
- シナリオ
大筋はタイトル通り、いわゆるひとつのタイムトラベルもの。このジャンルを読み慣れてる人には特に目新しさはないかもしれないが、完成度は高いと思う。5人の主人公のそれぞれの話もよくできていた。
シナリオでよかったのは、5人の主人公がシリンダーラボで勢ぞろいしてから。「TIME STOPになった主人公の時間を戻さずに話を先に進める」ことが「時間を戻せる主人公達があえて死を選ぶ」ことを意味しているという、システムとシナリオのリンク。これが非常にうまいと感じた。プレイヤーの選択が、そのまま主人公達の選択になっている。
あとは、ルサンチ編の終盤の展開やアクションシーンもよかったし、有理の脳内アメリカンジョークには毎回笑っていたw
一方、シナリオで気になったのは、雛ちゃんがスケルトンにインタビューするシーン。あれはあまりにも茶番だった。いや、展開的に他にやりようはないのかもしれないが、カメラの前であんなんやられちゃ、見てる方はポカーンとするしかない…
- まとめ
目新しさはないが、よくできた秀作。