2012年 第03戦 中国GP

いつものようにチーム別にまとめていきます。

ニコがポールトゥウィンで完勝。レースペースの不安を跳ね除けた。終始ラップリードしてレースをコントロールできたことがタイヤ温存の役に立ったと思われる。昨年のレッドブルのように予選でとにかく前に出てレースをコントロールするということが今後もできれば、おもしろいことになりそうだ。シューミはピットミスで痛恨のリタイヤ。表彰台も狙えたのだが…

2位バトン、3位ハミルトンとマクラーレン勢が表彰台の両翼に立つ。ハミは未勝利ながら確実に表彰台に上り続け現在ドライバーズランキングトップ。3stop戦略で若干苦戦を強いられたものの、やはりマクラーレンは強い。

4位ウェバー、5位ベッテルとお次はレッドブル勢。ベッテルは終盤タイヤが崖際だったものの、2stopでうまくポジションを上げた。Q2敗退を考えれば、うまくリカバリーしたと言っていいでしょう。ウェバーは3戦連続で4位と、表彰台一歩手前が定位置になってきている。

6位グロジャン、普通に2stopしてたらここまで来てた感じ。ライコネンは29周目から最後まで走り切るも崖から落ちて14位。崖から落ちたあとも最後までひたむきに走り続けるその姿は見るものを感動…うーん。

  • ウィリアムズ

7位セナ、8位マルドナド。ミディアムなら20周以上いけるよと言っていたとおりに2stop戦略をうまく機能させた。セナは30周目から最後まで行ったので、よく持たせたという感じ。やはり素性はよさそうだ。

9位アロンソ、レースペースはそれほど悪くはなかったが、2stopperにしてやられた感じ。マッサは13位と依然0ポイントのままだが、壁役の仕事は十分に果たした。アロンソの9位は、マッサのサポートのおかげもある。とにかくクルマが悪すぎて、ドライバーの力だけではいかんともしがたい。

10位小林、11位ペレス。かむいはスタート失敗が致命的。これにより隊列の中に埋もれ、3stop戦略をうまく機能させることができなかった。ペレスは2stopだが控えめな結果に。ドライでのレースペースはやはりウィリアムズとどっこいどっこいか。

  • 勢力図

予選結果は波乱含みだったものの、レースが終わってみればオーストラリア同様、やっぱり強いチームが前に来た。クルマの素性だけでいえばどのチームも似たりよったりなのかも。各レースで、タイヤのスイートスポットを見つけたドライバーがそのレースでの主導権を握ることになりそうだ。
序列に大きな変更はないが、メルセデスがややUp、レッドブルフェラーリがややDownという感じ。

マクラーレンレッドブルメルセデスロータスザウバー、ウィリアムズ>フェラーリ>その他

  • その他

今回はスタジオ解説が右京さんでした。地上波が無くなったので、ということでしょうが、かむい寄りすぎる発言が多いのが若干気になった。同一周回でレースをしてるドライバーに対して「邪魔」とか「崖から落ちろ」とか言うのはあまり気分のいいものではない。
特に僕はマッサラヴなので、がんばってるまっさんに対して「邪魔」と言うのは怒りを覚えますよ!3stopperが2stopperに蓋されるのは展開的に当たり前だし、それはスペースを見つけられず&抜けずに蓋される方が悪いです。


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