第16戦 インディジャパン 決勝

インディジャパン決勝だよー。


祝・琢磨さん12位完走!
ラップチャートとともに琢磨さんのレースを振り返ってみましょう。
http://www.indycar.com:8080/var/assets/indycar-race-lapchart15.pdf


琢磨さんは10番手スタート、スタートで順位を落とし14番手に。

1周目、バゲット君がクラッシュしイエローコーション(1回目)。
10周目にリスタート、モラエスとマトスに抜かれ琢磨さんは15番手。
26周目にモラエスをパス(1)。14番手。
36周目にマトスをパス(2)。13番手。
40周目にロイドがスローダウンしイエローコーション(2回目)、全車ピットイン。琢磨さんはピット作業で13番手→16番手まで3ポジションダウン。
48周目にリスタート、トレーシーをパス(3)。15番手。
50周目にレイホールをパス(4)。14番手。
65周目にマトスをパス(5)。13番手。
67周目にモラエスがクラッシュ、イエローコーション(3回目)。マトスと武藤君がステイ、他はほぼ全員ピットへ。琢磨さんはピット作業で13番手→17番手にダウン。(二人ステイしてるので、実質2ポジションダウン)
77周目にリスタート。
102周目にマトスがピットにより後退。琢磨さん16番手。
103周目、一旦ジャスティンに抜かれるものの即座に抜き返す(6)。
104周目に武藤君がピットにより後退。琢磨さん15番手。
106周目にタグリアーニをパス(7)。14番手。
114周目、トレーシーがウォールと軽く接触し、イエローコーション(4回目)。マトスと武藤君以外はピット。ここでのピットはうまくいき、琢磨さんは14番手→12番手まで2ポジションアップ(ただしKVレーシングのEJがピット作業で3ポジションダウンした影響はあり…)
122周目にリスタート。
124周目にEJに抜かれる。13番手。
148周目、ロイドがクラッシュしてマシン燃える。イエローコーション(5回目)。ピット作業で13番手→15番手と2ポジションダウン(EJも12番手→14番手…)。
167周目にレース再開、
168周目にEJをパス(8)、続けてメイラをパス(9)し、13番手。
171周目にタグリアーニをパス(10)。12番手。
200周目、そのまま12位で完走。


と、いうわけで、琢磨さんは、

  • 10番手からスタート
  • 最初のスタート&リスタートで5グリッドダウン
  • コース上で10回抜いた。
  • コース上で2回抜かれた。
  • ピット作業で2人抜いた。
  • ピット作業で7人に抜かれた。

10 + 5 - 10 + 2 - 2 + 7 = 12位


要するにKV爆発しろという結論で。

12位という順位は、今の琢磨さんにできる最大限のパフォーマンスでしょう。ピットで何度も順位を失っても冷静さとアグレッシブさを失わず、日本のファンに数多くのオーバーテイクを見せてくれました。
「練習走行でマシントラブルがなければ」「ピット作業がもっとうまくいっていれば」と、たらればは幾つもありますが、結局のところ、全ての作業をソツなくこなす能力が、今の「KVレーシング」には無いということ。
特に「ピットが遅い」のは今に始まったことではないので、いまだに対応できていないというのは、正直チーム運用を疑わざるをえません。
琢磨さんの来期についてはまだ分かりませんが、引き続きKVレーシングで戦うならば、「チームとしての」戦闘力向上が必須課題ですね。