2012年 第09戦 イギリスGP

コミケ作業が佳境なので要点だけ。


フェラーリアロンソは惜しかった。最後に履いたソフトタイヤが全然使えなかったが、戦略的にミスをしたわけではなく、むしろうまく転がしたと言っていいと思う。後から「第1ステイントをもっと長くしておけば」なんて言うことに意味はない。マッサも4位入賞で、まだ最速ではないものの、フェラーリは明らかに力を取り戻している。そろそろマッサの表彰台が見たいところだ。

レッドブルはウェバーが2勝目を上げ、ベッテルも3位表彰台と、高速サーキットを舞台にして面目躍如といったところ。特にウェバーは、派手さはないがいい仕事をしている。

相変わらずレースになれば強力なペースを見せるのがロータス勢。特にグロジャンはスタート時の接触でピットインし変則2ストップを強いられながら、見事に上位まで戻ってきた。予選でトップ3にさえつけられれば優勝は十分に現実的だ。

メルセデスシューマッハが予選3番手につけたものの、いつものようにレースペースが不足していた。これはおそらくもうどうしようもないだろう。

マクラーレンは開発競争に置いていかれてしまったのか?ハミルトンもバトンもまったく速さを見せられず。コンストラクターズでも4位に後退してしまった。

ザウバー可夢偉はいいところなし。土曜日はチームのタイヤ選択ミスでポジションを失い、日曜日は可夢偉のピットストップミスで、またしても多くのポイントを取りこぼした。チーム側に問題が多いのはその通りではあるが、文句を言っていても仕方がない。チームを統率し、週末をうまくまとめあげることができないようでは、エースドライバーとは呼べない。