2011年 第6戦 モナコGP

ついに目を覚ましたマモノさん。
近年まれに見る白熱したトップ争いを制するのは誰だ!


はい、ベッテル優勝でーす。

いや、終わってみればベッテルのポールトゥウィンですが、そこに至るまでの道程は普通じゃなかった。1位ベッテル、2位アロンソ、3位バトンという結果となったが、トップ3の誰が勝ってもおかしくなかった。結果を決めたのは、少しのツキがあったかなかったかだけ。ベッテルはツキがあり、バトンはツキがなかった。アロンソはその中間。

第1ステイントはスタートでアロンソがウェバーを抜いて、ベッテル、バトン、アロンソというオーダー。全員オプション。1回目のピットはバトンが先に動き、ベッテルもあわせたのだが、ここでレッドブルらしからぬピットトラブル、6秒ちょいの静止時間。これによりバトンが先頭に。ベッテルのピットトラブルを見てアロンソも合わせたが、ちょっと届かず、3番手のまま。

第2ステイントはバトン、ベッテルアロンソのオーダー。ここでバトンがオプションで、ベッテルアロンソはプライムとなり、バトンが大逃げを打つ。バトンはベッテルに13秒強のギャップをつけて、2回目のピット。この時点ではバトン優勢は疑いようがなかった。
が、この後すぐにマッサの単独クラッシュにより今年初のセーフティカーが出動。アロンソはこのタイミングにあわせて2回目のピット。ベッテルはステイアウト。このSCで割を食ったのはバトン。3番手に後退。

SC明け、ベッテルアロンソ、バトンのオーダー。ベッテル1ピット、アロンソ2ピット、バトン3ピット。全員プライム。アロンソとバトンは最後まで走りれきる状況。ベッテルは、このままだとプライムで61周を走らないといけないし、ピットに入れば3位に脱落と、追い詰められた状況。まずはアロンソベッテルに追いつき、さらにバトンも追いつくが、ここはモナコモンテカルロ、絶対に抜けない!とはいえ残り30周もあるのにベッテルは磨り減ったタイヤでポジションをどこまで守りきれるのか?いや無理だろ。ということで、この時点での優勝最有力候補はアロンソだった。

しかし勝利の女神は再びベッテルに微笑む。残り10周ぐらいで多重クラッシュ発生、2度目のセーフティカー出動。さらに復旧に時間がかかるため、残り6周で赤旗中断!これにより、リスタート前にタイヤ交換や修理が可能となるため、ベッテルのタイヤ問題はすっかりなかったことに。ベッテルは新品オプションに替えて残り6周を危なげなく走りきり、フィニッシュ。
というわけで、ベッテル優勝、2位アロンソ、3位バトンと相成りました。いやあ、非常におもしろいTOP3争いでした。


さて、TOP3から下を見てみれば、あら、5位に可夢偉くんが!!1ストップ戦略を見事に成功させ、13番手からのジャンプアップとなりました。残り2周まで4番手走行だったものの、ウェバーの猛追をさすがに守りきれず、5位。とはいえザウバーのマシンで5位は完璧な結果と言って良いでしょう!連続入賞も絶賛継続中!一体どこまでいけるのか、非常に楽しみです。

また、予選で大クラッシュしたペレスは、大きな怪我はないようで一安心です。残念ながらモナコ決勝には出場できませんでしたが、次のカナダGPでは元気な姿を見せてくれることを期待しています。


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