F1 第02戦 オーストラリアGP 決勝

例年荒れるアルバートパーク・サーキット、ウェットスタート。

  • ドライバーまとめ

なにを言ってるか分からねーと思うが、バトン大勝利!

ベッテル君はブレーキトラブルによる痛恨のリタイヤ。ベッテルの敵はいつも「信頼性」。開幕2連勝のはずが、レッドブルは取り逃しが多すぎる。

2位にはクビサ。「中段勢」に数えられるルノーのマシンで、4強を抑えて表彰台を獲得するのは、さすがとしか言いようがない。

3位にマッサ。予選から調子悪かったが、最後までアロンソに前を譲らず表彰台フィニッシュ。んー、ただ、マッサがアロンソに前を譲っておけば、アロンソクビサを食えたんじゃないかと、思わなくもない。レースペースは明らかにアロンソの方が調子良かったのにずっとブロックしてたからなあ。

4位アロンソ。スタートで出遅れ、1コーナーでバトンとシューミに接触し、スピンして最後尾になったときはもう駄目かと思ったが、アロンソの見せ場はここから始まった。いくら抜けない抜けない言われようと、新規チームや中段勢レベルならガンガン抜いていく。アロンソかっこいい…

可夢偉くんはフロントウィング脱落したのか?1周目でコントロールを失って他車と派手に接触して早々にリタイヤ。クルマが上下に重なるような接触だったのでちょっとひやっとした。

母国GPのウェバーはハミルトンとバトルしてコースアウトしたり、ハミルトンに追突して順位落としたりと散々な結果に…

シューミはなんだかほとんどアルグエルスアリトロロッソに捕まっていた。マシンのセッティングもあるだろうけど、皇帝のメルセデスで新人のトロロッソが抜けないというのは…ぐぬぬ

ヒスパニアチャンドックは初完走。おめ。

  • レース戦略まとめ

今回、レースを左右する大きな分岐点は2つ。ウェットからドライに変えるタイミングと、ドライタイヤでどこまで走るか(走れるか)の選択。バトン@マクラーレンはこの2つを見事に正解した。
特にバトンは、インターミディエイトからソフトタイヤに変えるタイミングが絶妙だった。開始7周ぐらいで早々にタイヤ変えて、コースに復帰した早々にコースアウトとかしてたから、やっぱりまだ早いだろ、バトン乙…とか思っていたら実はこれがいけたようだ。見事にジャンプアップ。
さらに、ドライに履き替えてから、ラップタイムが上がらなくなってきたところで、各車がタイヤ交換に入るが、バトン、クビサフェラーリ2台は最初のソフトタイヤのままステイ。タイヤ交換組のタイムがいまいち伸びず、また追いついても簡単には抜けないのが今のF1、結局ステイした4人がそのまま1〜4位につけることに。彼らはソフトで50周近く走りきったことになる。ブリジストンの耐久性は世界一ィィィッ!

  • チームまとめ

フェラーリは荒れたレースでも3,4位と確実にポイントを持って帰ったので、よくやったと言っていいでしょう。序盤戦からポイントを荒稼ぎするフェラーリなんて久しぶりで私もうれしい。

逆によくなかったのはレッドブル。4強最速といわれるマシンをもってして、ポイントの取り逃しが多すぎる。安定性に欠けるマシンでは、いくら速くてもチャンピオンシップには勝てないぞ。

次戦は来週のマレーシアGP。今回みたいに面白い展開になることを願って。終わり。