第15戦 シンガポールGP 決勝

市街地レースながら、意外とオーバーテイクシーンが見られた。
http://sports.yahoo.co.jp/f1/2008/singapore/0928/result07.html
フェラーリもうレースしなくていいよ。
こんな体たらくでチャンピオンシップなんてとれるわけがない。


マッサはポールポジションから順調にスタートを切り、2番手ハミルトンとの差を徐々に広げ勝ちパターンに持ち込んでいたところで、1回目のピットストップで給油リグが刺さったまま発進するという大ミスを犯す。この大幅なタイムロス+危険行為によるドライブスルーペナルティで、あえなくテールエンダーに。コース上ではオーバーテイクが難しいコースなだけに、この失敗は取り戻しようがなく、結局ノーポイントでレースを終えた。
一方のライコネンは、マッサとの同時ピットインでポジションを落としたものの、その後もレースを続け終盤には5番手につける。が、残り4周になったところでターン10の縁石に乗り上げウォールに接触しリタイヤ。4戦連続でノーポイントに終わった。


かたやチャンピオンシップリーダーのハミルトンは終始堅実な走りで3位表彰台を獲得し、マッサとの差を6ポイント広げることに成功、マクラーレンコンストラクターズポイントではじめてフェラーリを凌駕した。


今回はどう見てもフェラーリの自滅。救いようがない。まあマッサの方は例のUFO型信号機が悪いような。マッサが発進するとき、一瞬だけど青になってた気がする。ピット出口でライバル達が走り抜けていくのをただ見ているしかなかったのは悔しかっただろう。ともかく、こんな大事なところでこんなミスしてるようでは話にならない。


しかし、予選で不本意な結果に終わり、もうレースは終わったとさえ言っていたアロンソが、ピケのナイスフォロークラッシュによる絶妙なタイミングでのセーフティーカー出動に助けられ、今期初めての優勝を勝ち取ったのはよかった。いい結果を残せたこともあるし、これは来期もルノー残留かな。


あと気になったのは、セーフティーカー中の給油によるペナルティが課されたのがずいぶん遅かったこと。これを(やむなく)食らったのはニコとクビサだが、ニコは暫定トップで前が空いてる状態、クビサトゥルーリ行列に捕まってる状態で何周も走った後にやっとペナルティが下されたので、かたやニコはペナルティ後も4番手で復帰、一方のクビサはテールエンダー、と差がつきすぎてしまった感がある。さすがにクビサが可愛そうだった。まあ、このセーフティーカールール自体に問題があるのは間違いないんだけど、それにしてもペナルティ出すんならさっさと出せよと思った。


レース展開としては、意外とオーバーテイクシーンが見られてよかった。といってもなんだかほとんどトゥルーリが抜かれるシーンだった気もするが。
とはいえオーバーテイクが難しいコースなのは間違いなく、セーフティカー出動によるシャッフルが無ければ大きな順位変動も無く終わっていただろうと思う。
まあ初のナイトレースで大きなトラブルもなくそれなりに楽しめたので、いくつかこういうのがあってもいいかな。