第04戦 スペインGP 予選
超接近戦のはじまりはじまり。
Q2の上位進出10台は、全員1分20秒後半のタイムという、コンマ1秒を争う超接近戦。この拮抗ッぷりは異常。ヨーロッパラウンドに入って、各チームの勢力図が明らかになるどころか、さらに混迷を深めてきたようだ。
が、その接近戦の中に在って常に強いのはやっぱりフェラーリ。ライコネンが今期初ポールを飾り、マッサが3番手に続く。マッサはQ2でファステストを出しているし、フェラーリは相変わらず鉄板っぽい。
そして、Q3でフェラーリ2台に割って入ったのは、まさかのアロンソ。アロンソ2位。ライコネンに抜かれちゃったけど2位!燃料は少ないんだろうけど、これは驚き。前戦までは中段グループで苦しんでいたクルマが、まさかここまで上がってくるとは思わなかった。アロンソ効果恐るべし。ピケJrもアロンソと遜色ないタイムを出せるようになってきているので、今回のアップグレードで、ルノーはまさに予定通りのスペックアップを果たしたと言えそうだ。
以下、4番手にクビサが続き、5位ハミルトン、6位コバライネンのマクラーレン勢を押さえる。BMWは本格的にマクラーレンを食ってしまえる力を身につけたようで、Q2のタイムもマクラーレン勢を凌駕している。決勝もこのままマクラーレンの前でフィニッシュできるのでは。期待大。
あと、変なエアロパーツ(象耳)を導入してきたHONDAは惜しくもQ2敗退。あとコンマ1秒速ければ…コースやセッティングによってはポイント獲得は可能なレベルにはきているが、やはり期待できるのは来期からか…
ウィリアムズは駄目っぽい。中嶋一貴が念願のニコ予選越えを果たしたが、チームの戦力としてはトロロッソ以上HONDA未満といった感じ。厳しい。
さらに厳しいのはフォースインディアか。これまでのレースでフィジコが善戦してきたのが、他チームの開発が進んで戦力差がけっこう開いてしまった。残念。
残念というレベルでないのはスーパーアグリ。チームなくなりそうな状態で走ってるのはすごいんだが、さすがにレースでは戦えないな。。