第16戦 中国GP 決勝

ディ・モールト
日本GPに続いてのウェットコンディション。小雨のぱらつく上海インターナショナルサーキットで行われた中国GP決勝。序盤ウェットから中盤ドライに変わっていく微妙なコンディションの中で、レースを制したのは終始安定して速い走りを見せたライコネン。続いて怒れるアロンソ、マッサが続いた。ライコネンは今期5勝目。勝利数では一歩抜け出した。


一方、日本GPでドライバーズチャンピオンに王手をかけていたハミルトンは、ここ一番というレースで痛恨のリタイヤ。スタートから履きつづけたスタンダードウェットは既に機能せず、30周目ぐらいの突然の通り雨に打たれて一気にペースが落ちる。ライコネンに抜かれながらも、ほうほうの体でピット前まで辿りついたものの、入り口で曲がりきれずにグラベルに捕えられた。リアタイヤが空転したため、復帰は不可能。今期初めて、レース途中でマシンを降りた。今回はクレーンで復帰させてはもらえなかったようだw
このハミルトンのリタイヤにより、アロンソ、そしてライコネンのチャンピオンシップは最終戦ブラジルGPまで分からなくなった。アロンソが4点差、ライコネンが7点差でハミルトンを追う。


そして4位に滑り込んだのが我らのベッテル君!チェッカーを受けた後、Yeah!Yeah!言いながら狂喜乱舞していましたw。日本GPとは対照的。おめでと。

続いて5位にホンダのバトン。日本GPに続いてウェットで力を発揮した。今回はそれが結果に結びついた。これでランキングではホンダはアグリの前に、バトンは琢磨の前に出ることになったのかな。


さて、ついに空気を読んでくれたハミルトンのおかげで、最終戦にも期待が膨らんできました。
ライコネンにとっては、フェラーリの1-2フィニッシュが至上命題。さらにハミルトンに何らかの不幸がおきなければならないため、かなり厳しい状況には変わりない。
でもきっと何とかなるよ!2週間後の最終戦をどきどきして待ちます。