F1 第06戦 モナコGP

普段F1見てない人もなんとなく見るモナコGPです。
FP3がけっこうおもしろかったので、FP3から。
【FP3】
アロンソが事故る。アロンソらしからぬことだが、マシントラブルとかではなく単にミスっただけのようだ。このクラッシュが予選、そして決勝の展開を決定付けた。
可夢偉くんがラスカスで華麗なドーナツターンを決める。いや単にリアが流れちゃっただけだけど、なかなか美しいリカバリーでした。

【予選】
FP3のクラッシュでクルマが完全にぶっ壊れちゃった(修復不能らしい)アロンソさんは予選に参加できず。ガレージで予選の様子をまんじりと眺めるしかありませんでした。国際映像がことあるごとにアロンソ映してたんで、予選出てないのに一番目立ってた…
さて、なので、Q1の結果は新規3チーム6人+アロンソでほぼ確定だったんですが、コバライネンロータスがハッスルしてて、もしかしたら可夢偉くん抜けるんじゃね?と一瞬思ったけど、まあ、無理でした。ロータスマジがんばれ。
Q2はペトロフが事故った。マーシャルが神速で片してた。
Q3はクビサ速いマジ速いヤバイとか言ってたらウェバーが1分13秒台出してポール取ってた。な、なにを言ってるのかわからねーと思うがry
Q2までそれほど目立たなかったくせにQ3でいきなり本領発揮するんだもの、この赤牛誰も止められないよ。早くなんとかして4強のその他3チーム。

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【決勝】
ドライコンディション、予選に参加できなかったアロンソはピットからスタート。各車おおむねソフトタイヤでレース開始。
スタートでクビサが一歩出遅れる。ウェバー、ベッテルクビサの順で1コーナー通過。そのまま1周目、トンネルでレコードライン外を走っちゃったヒュルケンベルグがコンクリに突っ込んでクラッシュ。SC登場。アロンソはさっそくピットインしてハードタイヤにスイッチ。
アロンソのレースを決定付けたのはここ。ハードタイヤはデグラデーションなしでフルラップ走りきれることが分かっていたので、元々最後尾にいるアロンソは、SC中にタイムロスゼロでタイヤ交換を済ませることができた。実質ピット時間(約20秒)分、他車より先行したに等しい。
(もちろんアロンソの前には遅いクルマがわらわらいるので、彼らにひっかかっている間はどんどんタイムを失っていくことになる)
3周目ぐらいにバトンがエンジンから白煙を上げてストップしたのはまあいいとして、ここからしばらくアロンソオーバーテイク祭り開催。俺大喜び。新規チームほぼ全員を、トンネル出口のシケイン飛び込みで抜き去る。チャンドックは画面に映る間もなく抜いてたのでどういう抜き方したのか不明。もちろんフェラーリ対新規チームということで、絶対的なマシン性能差によるところは大きいのだが。
新規チーム全員抜き終わって、前がクリアになって、さあこっから飛ばしていこう、と思っていたら、18周目、ハミがピットインしてアロンソの前で戻る。ハミの前は詰まっていたし、対アロンソを考えてピットインしたように思う。とはいえ、ピット前にハミルトンは5番手を走行していたので、そのすぐ後ろにつけたアロンソは実質6番手走行中ということ。
それから各車続々とピットインしてタイヤ交換するものの、大きな順位変動はなし。デラロサがピットでなんかもにょもにょやってリタイヤ。可夢偉くんに至っては画面に映ることもなくいつのまにかリタイヤするという離れ業をやってのけ、NINJAの称号を得る。ザウバー、まったく成長していないorz
その後、バリチェロが事故ってSCが入ったり、マンホールがはがれてSCが入ったり、トゥルーリチャンドックが絡んでSCが入ったりしたものの、上位陣に大きな順位変動はなく、最終ラップへ。
ここで今絶賛紛争中のオーバーテイクゲートが起こる。ファイナルラップの最終コーナーで、SCが抜けた後に、シューマッハアロンソオーバーテイクした。
これはアロンソとシューミというより、フェラーリメルセデスの、レギュレーション、およびコースコンディションに対する認識の相違が引き押したと言っていい。結局シューマッハの追い抜きは「違法」としてドライブスルー相当の20秒加算ペナルティが与えられ、シューミは12位まで降格となる。
今回の場合、自分はどちらかといえばメルセデス寄りで、コースクリアになったのであれば、たとえ最終ラップの最終コーナーのみであってもレースを再開すべきだと思う。その方が見ていておもしろいから。
また、なんであれ紛争を引き起こすようなレギュレーションを野放しにしておくべきではない。

もうひとつ、クラッシュしたバリチェロが「ステアリングホイール」を「コース上に」ポイ捨てした件がお咎めなしというのも納得がいかない。そのステアリングはHRTに踏んづけられてどこかへ行った。クルマにダメージを与えた可能性は十分にあるし、タイミング次第では大きな事故になったかもしれない。ペナルティを課すならまずこっちだろう、と。


まあ、いくつか後味の悪いものが残りはしたものの、アロンソオーバーテイク祭りはかなり楽しかったです。
あとは、ついに両チャンピオンシップでトップに躍り出たレッドブルがこのまま独走しないように、フェラーリマクラーレンメルセデスはがんばってください。といったところで。

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