F1GP 開幕戦 バーレーンGP

2010年F1はじまりました。
【予選】
チャンドック無事に初走行。まさかの予選でシェイクダウン
可夢偉くんがなんとかQ1突破。Q1落ち7台のうち6台は新規参入チームに決まってるようなものだから、実質ドベ1が脱落するということ。まあこのコースでのザウバーのマシンはかなり良くない感じではある。
・Q2を突破したのはビッグ4の8台+クビサスーティル。さすが。特にストレート番長(フォースインディア)はコーナーもそこそこ走れるようになったようだ。
・ビッグ4の中で一歩遅れをとっているのはバトン@マクラーレンと、シューマッハメルセデス。対チームメイト比較で。まだ1戦目だが、これが続くようだとかなりまずい。
・今年から空タンでのアタックになったQ3。Q3の最速タイムで使ったタイヤを、決勝でも使用するという縛りはあるらしい。決勝での給油がなくなったこともあり、タイヤ選択が重要なファクターになっている印象。
・Q3の一発勝負を制したのは、一発勝負に定評のあるベッテルくん。最近ベッテルくんが現役最速だと思えてきた。
・2番手にマッサ、3番手にアロンソと続く。フェラーリ完全復調の気配。前評判ではむしろレースペースの方が圧倒的らしいので、決勝でベッテルを崩せるか、期待。


【決勝】
・レーススタートでアロンソがマッサをかわす。ちぃっ!
・レーススタートでウェバーが煙幕をはる。これにより?うしろにいたクビサスーティル接触しスピン。最後尾へ。さすがウェバーあくどい(違)。ウェバーもいくつか順位を落とす。
可夢偉くんが16番手から12番手になっている。10位までポイントなので、ポイントゲットが狙える位置。期待。
・その後、新規参入のヴァージンとヒスパニアがぽろぽろとリタイヤしたり、新人のヒュルケンベルグがふっとんだり、可夢偉くんが静かにリタイヤしたりしていたが、上位勢には特に順位変動なく推移。ベッテルがじんわりとフェラーリを離している。あとビッグ4ではメルセデスのペースがよくないか。5番手ハミルトンは4番手ロズベルグに蓋をされた形。ベッテルフェラーリ2台の1〜3番手が独走状態に。
ロータスはまったく速くないが、地味に走り続ける。ちゃんとバトルもしてときどきTVにも映ってた。ここらへんはさすがロータスといったところ。
・10数周目ぐらいで、クビサが最初にピットインしてタイヤを替える。明らかに速くなる。
・それを見てか、上位勢も続々とピットイン。特にハミルトンとシューマッハが1周速くピットイン。ハミルトンはこの1周をプッシュしてうまいことロズベルグの前に出る。…あれ、結局ピット戦術でオーバーテイクしてる!
・まあ常識的に考えれば、序盤からバトルしてタイヤ使い切ってレースペース落としては元も子もないし、年間通してのエンジン数制限もあるから、コース上で抜こうとするのはリスクが大きい。とくにビッグ4の8台は戦力が拮抗してるし。
・その後またしばらく順位変動なし。なんかもうこのまま終わりそうな雰囲気。LiveTimingがなかったら絶対飽きてるよ?
シューマッハはレースペースでロズベルグとほぼ互角。予選では遅れをとったが、さすがは皇帝、まだいけるということか。
・チームメイト比較で気になるのはバトンとハミルトンだろう。バトンは前年度チャンピオンとは思えないほど影が薄かった。ウェバーに終始あおられてたぐらい?
・30周目ぐらい、もうベッテルの優勝でいいよと思っていたらベッテルにトラブル。エギゾーストが折れてパワー無くなったらしい。レッドブルは今期もガラスの靴でした。ベッテルは「ライコネン2世」の方が合ってるよ?
ベッテルのすぐ後ろにつけていたフェラーリ2台はストレートでサクッとベッテルを抜き去る。フェラーリの1−2体制完成。さらにこの時点では1周あたり5秒以上遅い状態で、ベッテル終わた状態に。10秒以上差があった4番手ハミルトンにも抜き去られる。
・ただ、ここからベッテルが粘りの走行を展開。S1、S3のストレート区間こそ他車に水をあけられるものの、長いS2で地味にペースを取り戻す。あと5,6番手にいるメルセデス勢があんまり速くないのもある。残り数周でロズベルグに補足されるものの、結局最後まで前を譲らなかった。見事。ベッテルくん現役最速じゃないかな。
・レースはそのままフェラーリが1−2フィニッシュを決める。フェラーリ復権。どっちかというとマッサの方に勝ってもらいたかったが、まあよい。


【まとめ】
・結局、上位勢で順位変動があったのはスタート時とピットストップ時のみ。うーん、今後が不安になってきた。
バーレーンでの力関係は、フェラーリレッドブルマクラーレンメルセデスといったところ。次戦以降、戦力図がどう動いていくか。中堅〜新参のパワーバランスはどうでもいい。
シューマッハは予選でロズベルグ以上のパフォーマンスを発揮できるか。
チャンドックは次戦こそレースディスタンスを稼ぐことができるのか。
・次回は2週間後のオーストラリア。乞うご期待。