極限脱出 9時間9人9の扉 感想

極限脱出 9時間9人9の扉

極限脱出 9時間9人9の扉

土日で消化しました。ボリュームはちょっと少なめかな。

ストーリーは良い。推理サスペンスとして普通に楽しめた。ゲームを周回していくごとに、提示される情報がだんだんと増えていき、真相に近づいていく感じがうまい。
ゲーム全体を通して貫かれているとある叙述トリックも、ゲーム終盤のカタルシスにうまくつながっている。ノベルゲーとしては特にめずらしくないかもだけど、DSの2画面をうまく使って表現したな、と。
登場人物もみんないい感じにあやしくてすてき。メインヒロインはどうみても四葉ちゃん。異論は認める。

一方、ゲームシステムでけっこう荒が目立つ。操作性は決して悪いわけではない。脱出パートはいわゆる普通の脱出ゲームで、結構簡単な部類に入るでしょう。特に詰まるところもなくスムーズにすすめられて、一周目のプレイでは特に不満はなかった。問題は二周目以降で、1回やった脱出パートをスキップできないので、まったく同じ脱出パートを何度も繰り返しプレイさせられることに。攻略方法のわかっている脱出ゲームほどつまらないものもない。なんでこんな仕様にしたのか。。
あとはサウンドノベルとしてはもはや必須だと思ってるCGモードとサウンドモードが無い…どうして!どうして無いの!
あとは、ゲーム最後の一番盛り上がってるところで、最後のゲームとして「あのゲーム」やらせんのはないわー。かなり簡単だったし。。

うーん、シナリオがよかっただけに、システム面で損をしているのはもったいない。