PERSONA - trinity soul - 第05話

「どうすっか決めんのは、結局自分だし」
第01話で顔も出せずに死んでしまった岡崎君のお話。
ではなく、慎が今後の身の振り方を決めるお話でした。
アフロにポリープのことを隠されてた岡崎君の話と、
兄貴に一連の事件のことを隠されてた慎。
兄二人にペルソナのことを隠されてた洵の言葉。
そして最後の慎の台詞、
「決めんの、兄貴じゃないから」
この丁寧な描写は素敵でした。


で、慎の話をしつつも、ストーリー全体も結構進んでいた。
冒頭で妙な液体を注入されてたサキ姉さん。と後一人いたが、祐史か?サキ姉さんはそのうち復活するんだろうな。
そして、車椅子(?)の男の台詞。

  • 「ペルソナとは、精神の一部。本来心を切り離すことなど不可能」
  • 「代償を強いられはしたが、見つけ出すことが叶ったようだ」
  • 「A潜在の収集。より、意義深いものとなった」

残り一人wになったマレビト、瀬能壮太郎の台詞。

  • 「結構キツくてさ、取り込んだペルソナが落ち着かないのって」
  • 「殺さなきゃ、奪えないんだよ。君と違って」
  • 「お客、さ」

兄貴と肉彦の電話内容。

  • 「神話や、伝承の深層(?)を担うもの、異教の神という意味もあるらしい」
  • 「研究自体はあの後も秘密裏に、そして、組織的に引き継がれていたことになる」

どれも、かなり大事なこと言ってそうだ。とりあえずお客ってなんだ。
しかし「ペルソナ」の意味をちゃんと言葉で説明したのって、もしかして今回が初めてじゃないか?


裏返ったスピーカーには、ちゃんとした理由があるのだろうか。
ペルソナと接触した物体が裏返る?第01話のねじれた金網も、同じ理由かな。


今回で、慎が"持ち主に影響を与えずに"ペルソナを切り離す能力の持ち主であることは明確になった。
問題は、切り離されたペルソナがどこに行くか、だが。
慎の中に取り込まれているのか、普遍的無意識にでも還っているのか。
取り込んでいるとしたら吸収か、ワイルドのような切替が可能なのか。
ゲームなら後者になるんだろうな。


剣戟シーンは今日もよく動いていて素敵でした。
ただ、人間ドラマの方に結構尺を使ってるせいか、一戦一戦がすぐ終わるのは残念なところ。
まあ、第04話みたいに戦闘シーンがまったく無いよりは、短くても一回は戦ってくれた方がいい。
今回は各自のペルソナが何やってるのかよく分かったし。
アフロのペルソナは暴走しすぎでカメラに全然収まってなかったけどwわざとそうしてるんだろうな。
そして、うやむやのうちにペルソナを使いこなしつつある慎。
さすがズボァー、理論より感覚を重視する男。